VOICE お客様の声

おおむらこどものクリニック
院長 濵口 陽先生
【提供したサービス】開業地・物件紹介 事業計画 設計・建築 医療機器選定 各種申請 プロモーション WEBサイト

クリニックの特徴を教えてください

当院は「地域の皆さまに寄り添い。いつでも気軽に相談できる小児科クリニック」を目指しています。
病院づくりを進めていく中で、一般的な小児科クリニックとしてできることは大切にしながら、患者さんが病院にかかるハードルを少しでも下げたいと考えてきました。
そのため、予約システムや問診システムを取り入れ、患者さんの声を反映して内容を変更できるような体制を整えています。
たとえば、アレルギー検査を希望される方が多ければ、それに対応できる仕様にするなど、患者さんのニーズに柔軟に応えられるよう工夫しています。
また、建物についても「病院っぽさ」をやわらげ、落ち着ける空間になるよう設計士さんと一緒に悩みながらつくりあげました。できるだけ通いやすく、親しみやすい雰囲気づくりを大事にしています。
診療面では、しっかりと病状を判断できる体制を整えることを重視しました。レントゲンやエコ-、血液検査などの機器を導入し、「この場合は大丈夫」、「この場合は総合病院に紹介すべき」と自分で責任を持って判断できるようにしています。経営的には負担が大きい部分もありますが、身体と心、両面から子どもたちとご家族を支えられるようにしたいという思いから、心理士さんを招き、発達のスクリーニングや心のケアにも対応できる体制を整えました。
さらに、自動精算機等も導入して「待ち時間のストレス」をできるだけ減らす工夫もしています。特別なことよりも、「普通のことを当たり前にしっかりやる」ことを大切にしたいと思っています。

ご開業のきっかけは?

もともと私は専門医志向で、開業はまったく考えていませんでした。大学院で遺伝子の研究をしていた時期があり、生活費を稼ぐためにいろんな現場でアルバイトをしていました。総合病院や急患センター、そして開業医の先生方のもとで勤務をし、地域の医療や子どもたちの診療に携わるうちに、「今後は地域医療をやっていきたい」と思うようになったことが、大きなきっかけです。また、ちょうど教授交代のタイミングや、自分の年齢も考えたときに、「開業」という選択肢が現実的になっていきました。
重症なお子さんを診ることの多かった自分にとって、地域の子どもたちの健康を支える仕事はとても新鮮で魅力的でした。いろんな現場を経験するうちに、「これが自分には合っているのかもしれない」と思えたことが、開業につながっています。

山下医科器械を知った(依頼いただいた)きっかけは?

山下医科器械さんのことはもともと知っていましたが、直接のきっかけは山下さんに勤めている高校時代の同級生です。会ったときに「そろそろ開業を考えている」と話したら、「それなら開業支援の佐久間さんを紹介するよ」とつないでくれました。
勤務医にとって開業は分からないことだらけです。「まず何をすればいいの?」という状態なので、信頼できる相談相手が近くにいたことは、とても心強かったです。

山下医科器械に依頼していただいてよかった点はありますか?

正直に言うと「悪かった点がない」です。もし開業を考えている方がいたら、迷わず紹介したいと思えるくらい、しっかりサポートしていただきました。
開業地探しから始まって、約3年にわたりお世話になりましたが、ここまで来られたのは佐久間さんをはじめ、山下医科器械さんのおかげだと思っています。一人では到底できなかったことばかりで、本当に感謝しています。

ご開業までの過程で印象に残っていることはありますか?

印象に残っていることは数えきれないほどありますが、一番は「勤務医ではできない経験をたくさんできた」ことです。
設計士さんや建築の方とじっくり話し合ったり、社労士さんと制度面を詰めたり、これまで関わることのなかった方々と一緒にクリニックを形にしていく過程は、本当に貴重な経験でした。
勤務医のときには裏側が見えず「何のためにこんなことをするのだろう?」と思っていたことも、自分が経営側に立つと理由がよく分かりました。申請や研修など、一つひとつに意味があると知り、視野が大きく広がったと思います。開業準備そのものが、大きな学びになりました。

今後の目標などはありますか?

とてもシンプルですが「地域のニーズにしっかり応えていくこと」です。
医療者の思いと患者さんの思いにはギャップがあることも多いので、そこをできる限り埋めていけるよう努力したいと思っています。システムの改善も含めて、一つひとつできることには応えていきたいです。もちろん、どうしてもできないこともありますが、「できることはきちんとやる」という姿勢で、地域に根差したクリニックをつくっていきたいと思います。

最後にこれからご開業を考えている方に一言お願いします

開業は大変ですし、誰にでも「やったほうがいいですよ」と言えるものではありません。ただ、少しでも考えているなら、まずは相談してみることをおすすめします。
自分たちのような経験者の話を聞いたり、開業支援の方に相談したりすることで、自分に合っているかどうかが見えてくると思います。もし「自分には合わないな」と感じれば、勤務医を続けるのも立派な選択肢です。
私自身は開業してよかったと思っていますし、多くの経験を積むことができました。少しでも興味があれば、ぜひ一歩踏み出して相談してみてください。

担当プランナーより

濵口院長先生とは2023年9月に最初にお会いしてからご開業までの2年間のお付き合いをさせていただきました。最初の先生との出会いは、弊社に勤務する社員が先生と高校時代の同級生ということで、そのものからの相談がありお会いしたのが初めてでした。
当時、濵口先生はご開業することにかなり不安を抱えておられましたが、何度かお話をしていくなかで、ご理解を示されていかれたことが今でも懐かしく思い出されます。
また、クリニックの建物に付きましては、当初、先生は福岡の建築会社さんで考えておられました。その流れの中で私どもがお付き合いのある、長崎の設計会社さんをご紹介した時に、濵口先生の方から、先生が奥様とEspresso D Works諫早店に行かれた時に、自分のクリニックはこのような作りの建物にしたいとのお話がありましたので、早速、そのお店を設計された設計会社の方にご連絡をお取りして、今のクリニックの設計に導いていきました。設計士さんとのお打ち合わせの時も、クリニックの建物は、病院っぽさをやわらげ、落ち着ける空間になるようしたい、できるだけ通いやすく、親しみやすい雰囲気づくりにしたいと、何度も先生がお話をされていたことが今でも思い出されます。
濵口先生は、多忙な毎日でお時間もなかなか取れない日々もありましたが、何とかお時間を割いて私たちとのご面談のお時間を取ってくださいました。
ご面談の際もいつも私たちにお気遣いをされていて、大変礼儀ただしくて優しくて素晴らしい先生だと印象に残っております。
お話を進めていく中でも、いつも私どもの考えや意見を真摯にお聞きになり、また先生自ら信念を持って、方向性や考えや意見をきちんと丁寧に、はっきりと分かりやすくお話ししてくださいましたので、私たちも安心してここまでスム-ズにお話を進めることが出来ました。
これからは、地域の皆さまに寄り添い。いつでも気軽に相談できる小児科クリニックを目指されて、患者さんのニーズに柔軟に応えられるよう工夫しながら、安心して受診してもらえるような環境を整えていかれるとのことです。また心理士さんを招き、発達のスクリーニングや心のケアにも対応できる体制を整えて、身体と心、両面から子どもたちとご家族を支えられるようにしていきたいとの、しっかりとしたコンセプトを持っていること、またそれらを実行に導くための理念を掲げておられることで、そのお考えは本当に素晴らしくご立派で感動を受けことを今でも私の中では印象深く残っています。
これからのおおむらこどものクリニック様のご繁栄とご活躍をお祈り申し上げます。

山下医科器械(株) 開業支援事業部 佐久間