VOICE お客様の声

平尾駅泌尿器クリニック
院長 津田 治先生
【提供したサービス】事業計画 設計・建築 医療機器選定 各種申請

クリニックの特徴を教えてください

当院は西鉄平尾駅の駅ビル内にあり、改札を出てすぐという立地なので、電車やバスなど公共交通機関をご利用の方にはとても便利だと思います。以前勤務していた春日エリアから通ってくださっている患者さんもいらっしゃいます。
診療内容としては、泌尿器科の保険診療が中心ですが、長年、基幹病院で勤務し、幅広い手術や治療の経験を積んできました。その経験を活かしつつ、地域の病院とも連携しながら、この平尾という地域に根ざした医療を提供していきたいと考えています。
また、当院は天神地区に近く、駅直結という立地もあってか、20〜30代の比較的若い患者さんが多く来院されます。こうした背景もあり、保険診療に加えて「アートメイク」の自由診療も取り入れています。アートメイクは、眉毛やアイラインだけでなく、頭皮の薄毛、手術痕、傷のカバーなど泌尿器科と親和性のある治療領域ともリンクしており、性別問わず様々な方のお悩みに対応できると考えています。

ご開業のきっかけは?

開業自体はずいぶん前から考えてはいたのですが、急性期の病院や救急病院など、いろんな医療現場を経験していく中で、地域の中で自分がやりたい医療が少しずつ見えてきたことが大きかったです。
大きな病院では、手術の予定などに追われる中で、なかなかゆっくりと患者さんのお話を聞く時間が取れないことも多く、限られた時間の中で説明を行わなければならないことがずっと気になっていました。もちろんできる限り丁寧に対応してきたつもりではありますが、もっと患者さん一人ひとりと向き合いたいという思いが、次第に強くなっていきました。
また、勤務医としてさまざまな医療機関を経験する中で、「こうすれば開業してもきちんと運営できるかもしれない」というイメージも持てるようになってきました。現在の物件は駅直結で、周辺に泌尿器科が少ないというのも大きな決め手でした。

山下医科器械を知ったきっかけは?

最初は別の物件の紹介を受けており、その時から担当の波多江さんに間に入っていただいて、いろいろと相談させていただいていました。物件を変更した後も引き続きご支援いただき、非常に信頼できる方だったので、安心してお願いすることができました。

山下医科器械に依頼していただいてよかった点はありますか?

開業準備にあたり、右も左も分からない状態だった私に対して、波多江さんは工程表や事業計画書の作成、役所関係の手続きの同行まで本当に丁寧に対応してくださいました。特に行政手続きは想像以上に用意すべき書類が多く驚きましたが、一つひとつクリアできたのは波多江さんの存在があってこそだと思います。山下医科器械さんにお願いして本当によかったと感じています。

ご開業までの過程で印象に残っていることはありますか?

準備期間中は業務等で設計や内装の図面を見る余裕もあまりなく、サポートしてくださった方々には本当に助けていただきました。
限られたスペースでの開業ということで、当初は不安もありましたが、結果的に必要な設備をしっかり備えることができたので、むしろコンパクトで動線もよく、経営的にも家賃や光熱費の面でメリットがあると感じています。物理的な制約をうまくプラスに転換できたのではないかと思います。
開業というのはやはり大変なことで、資金面や手続きの多さなど、自分ひとりでは成し遂げられなかったと思います。

今後の目標などはありますか?

まずは、地域に根差した医療機関として、継続して通ってくださる患者さんを増やしていくことが目標です。前職では50〜80代の方が中心でしたが、今のクリニックでは20〜30代の新患の方が多く、想像以上でした。そのため、性病や皮膚疾患など、これまで以上に幅広いニーズに対応していく必要性を感じています。
また、自由診療であるアートメイクについても、今後さらに力を入れていく予定です。施術者(アーティスト)も増員し、それぞれの得意分野を活かしながら、より多様なニーズに応えていけるようにしたいと思っています。
最終的には、保険診療と自由診療の両方をうまく連携させながら、性別や年齢にとらわれない、誰もが通いやすいクリニックを目指していきたいです。そのためにも、自分自身がより学び続け、必要に応じて他の科との連携も積極的に行っていきたいと考えています。

最後にこれからご開業を考えている方に一言お願いします

開業には勤務医では経験しなかった大変さがあります。経営面やスタッフマネジメント、そして立地やターゲット層に合わせた診療内容の調整など、自分のスタンスを柔軟に変えていく力が求められます。自由診療の導入も含め、自分が何を重視した医療を提供していきたいのかを明確にし、立地との相性も踏まえてビジョンを持って臨むことが大切だと思います。開業地選定の際には、近隣にどんなクリニックがあるか、自分の診療科目と補完しあえるかがあるかなどもチェックしておくのもよいかもしれません。自分の強みや方向性を活かしながら、柔軟な視点で準備を進めていかれることをお勧めしたいです。

担当プランナーより

津田院長とは2024年6月に初めてご面会させていただきまして、こちらも駅に近い別の物件と、今回ご開業されたこの場所と非常に悩まれていらっしゃいましたが、最終的にはこのフロアーが他科もあるクリニックフロアーになっていて患者さんが他のクリニックも受診しやすいのではないかということでこの場所を選ばれました。
お選びいただいたこの物件は、場所は都心部かつ駅直結で、周辺にも泌尿器の競合が少ないという非常にいい物件ではございました。その反面テナント面積が狭小という事でしたので、津田院長と建築設計の方などと工夫を凝らせて完成した非常にコンパクトにまとまったいいクリニックになったと思います。
お打合せは津田院長がお忙しいにもかかわらず、何度も打合せにお越しいただきとても順調に進めることができました。本当にどうもありがとうございました。
津田院長は、物腰柔らかで患者さんにも丁寧にご対応されますし、スタッフさんも親切ですので、
日に日に存在感を発揮されるのではないかと思っております。
今後の平尾駅泌尿器クリニック様の益々のご繁栄とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

山下医科器械(株) 開業支援事業部 波多江